【中京記念展望】豪脚ブラックムーンが重賞初V狙う

 「中京記念・G3」(23日、中京)

 重賞初制覇なるか。ブラックムーンは前走がレコード勝ち。後方一気の豪脚で突き抜けた。上がりの速い流れを差し切った内容が本格化を感じさせる。叩き2走目で体調も上向き。西浦勝一調教師も「しまいにかける競馬で」と末脚を信頼している。

 グランシルクは重賞タイトルにあと一歩及ばないが、こちらも常にメンバー3指に入る上がりで伸びており、堅実ぶりが光る。前走のパラダイスSは差のない2着。引き続き警戒すべき一頭だ。

 そのグランシルクを下したのがウインガニオン。目下2連勝中。全7勝中5勝が逃げ切りと、自分の形に持ち込めばしぶとさを発揮する。左回りで5勝し、昨年の3連勝も6~8月。暑い時季が得意なサウスポーだ。

 マイネルアウラートはオープン特別3勝。直近の重賞2戦も悪くない内容だった。昨年2着馬ピークトラムも好仕上がり。14年ダービー馬ワンアンドオンリーは距離短縮で新味を求める。

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