【ボート】オーシャンカップカウントダウンコラム3

 「オーシャンカップ・SG」(12日開幕、まるがめ)

 優勝候補の筆頭は石野貴之で揺るがないだろう。オールスター(福岡)、グランドチャンピオン(鳴門)とSGを連覇中。もちろん賞金ランクでもトップを快走する。「出来過ぎです」と謙遜しながらも、「このままぶっちぎりたい。早めに1位の当確を出せれば、調整の幅が広がる」と、年末のグランプリ(住之江)での頂点制覇に照準を絞っている。

 今回は記録面でも注目が集まる。1974年の野中和夫(引退)、2000年の西島義則(広島)に次ぐ史上3人目となるSG3連続V、さらに史上初の同一SG3連覇の快挙達成の期待が懸かる。それでも「できたら格好いいでしょうが、自分の仕事をするだけ」と力みは全くない。

 ただ、まるがめは10年オーシャンカップでSG初Vを決めている。当地勝率は7・62で、2連対率は出場選手中トップとなる58・7%をマークと相性は抜群だ。17年のボート界をけん引するスピードスターが、大記録に向かって突き進む。

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