【宝塚記念】横山典、ゴールドアクターV導く ブラックを知る男が逆転戴冠に奮起

 「宝塚記念・G1」(25日、阪神)

 うそ偽りのない言葉を並べる名手は、決して派手なリップサービスを好まない。「キタサンブラックは強い。俺が乗った時とはもう馬が変わっている」。横山典弘騎手(49)=美浦・フリー=は15年有馬記念で騎乗して3着。当時の勝ち馬が今回コンビを組むゴールドアクターとはいえ、状況は大きく異なる。1年半の時を経て現役最強馬まで上り詰めた相手に対し、あくまでこちらは挑戦者だ。

 負かすのは容易な作業ではないが、可能性は残されている。前走の天皇賞・春。初めて実戦でまたがった一戦は完全な消化不良に終わった。「走りも息の入りも変だった」と調教の段階で感じた覇気が見られなかったという。「それでも7着に来たんだから」。ある意味、能力を感じさせたレースだろう。

 1週前の追い切りに騎乗し、「順調さは感じた。それが大事」と合格点を与える。あとは当日の気配。返し馬に活気あふれる姿で登場するようなら、大仕事のシーンがあっても驚けない。

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