長浜師の盟友・河内師「かわいがってもらった」と騎手時代を懐かしむ

 JRA通算523勝(うちG1・7勝、重賞34勝、先週終了時点)を挙げた長浜博之調教師(70)が、今月末で定年を迎える。現役では角居師、池江師と並び3人しかいない、牡馬クラシック完全制覇(00年ダービー・アグネスフライト、01年皐月賞・アグネスタキオン、10年菊花賞・ビッグウィーク)を達成した名伯楽が調教師人生にピリオドを打つ。

 騎手時代、長浜師とともに数々の大レースを制した河内師は「かわいがってもらったね。騎乗に関しては、あまりあれこれ言われなかった。ダービー(00年アグネスフライト)も獲らせてもらったしね。あの時は信念を貫かせてもらったよ」と、後方から鼻差で差し切ったシーンを懐かしそうに振り返った。

 翌年は全弟アグネスタキオンに騎乗し、4戦無敗で皐月賞をV。ダービーを前に左前浅屈腱炎で引退となったが、「なかなかああいう馬は出てこない。競馬だから何とも言えないが、三冠を獲る力はあったと思う」と師の管理馬に賛辞を贈った。

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