「ＫＥＩＲＩＮグランプリ２０１６」（３０日、立川）

　村上義弘（４２）＝京都・７３期・ＳＳ＝が稲垣裕之マークから最終バックで番手まくりを決めて涙のＶ。２０１２年の京王閣以来となる２回目のグランプリ制覇を成し遂げた。年間賞金獲得額２億円突破は延べ８人目となる快挙。２着には平原康多の仕掛けに乗って踏み込んだ武田豊樹。３着には武田後位に切り替えた浅井康太が入った。

　武田は平原の番手から直線で外を伸びたものの、１／４車輪差で２着と涙をのんだ。「平原君あっての自分。京都勢－岩津君の後ろに浅井君が入ってしまっては苦しい」とレースを分析しながら「最後の直線は（村上に）合わせようとしたがキツくて。重い内側で勝負した村上君が勝ったのだから強い」と勝者をたたえた。