「児島ガァ～コピア開設５周年記念競走」（１日、児島）

　１２Ｒで優勝戦が行われ、１号艇で人気を集めた吉田拡郎（３４）＝岡山・９０期・Ａ１＝がイン速攻で１着。今年２回目の優勝を飾った。５コースから全速差しで切り込んだ岩瀬裕亮（愛知）が２着。６コース差しの小宮淳史（岡山）が３着に入った。

　吉田はインからコンマ１７のＳ。「もっと速いと思って放ったが、いいターンができた。危なげなく逃げた」と笑顔。「温水パイプがついたことで変わってくれると思い、高望みをせずに走った」２連対率２７％（前検日時点）の低調機を巧みに乗りこなし、終わってみれば１０走７勝でシリーズを制した。

　吉田は今年、児島の新春レースで優勝と幸先のいい船出だったが、その後はリズムに乗り切れなかった。そして９月の芦屋周年でＦ。そのため児島周年（１２月３～８日）に出場できない。Ｆ休み前の最後は尼崎周年（９～１４日）。「ここで優勝しないと児島のボートレースクラシック（ＳＧ＝１７年３月１５～２０日）に出られない。そう思って走る」。今年Ｖ２という美酒に酔いしれることなく、地元のＳＧ出場権獲得へ、気合を入れ直していた。