【セントウルS】アーサーがまさか!?の逃げ切り圧勝で好発進

意外な逃走劇を見せたビッグアーサー=阪神競馬場(撮影・石湯恒介)
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 「セントウルS、G2」(11日、阪神)

 サマースプリントシリーズの最終戦。初G1制覇を決めた、3月の高松宮記念以来のレースとなったビッグアーサーが完勝を決めた。最内枠から好スタートを切ると、抑え切れない手応えのまま先頭へ。直線では後続を引き離し、まさかの逃げ切り勝ちを決めて、1番人気に応えた。

 「メンバー的にペースが速くならないと思って、先頭を取ることも頭には入れていた」。そう明かした福永祐一騎手は「スピードの持続能力が高い馬。最後まで脚色は衰えなかった」とうなずき、「追われる立場だが、本番(のスプリンターズS)でも正攻法の競馬でタイトルを獲りにいきたい」と胸を張った。

 2着にはこの日は一転して控える競馬で差してきた2番人気の快速馬ネロ。3着に好位から9番人気ラヴァーズポイントが粘り込んだ。

 なお、サマースプリントシリーズの王者の座は、最終戦を待たずにベルカントで決定していた。

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