【ニエル賞】マカヒキ世界デビュー戦Vへ 強敵不在で負けられない戦い

 「ニエル賞・仏G2」(11日、シャンティイ)

 ダービー馬マカヒキが、日本時間11日夜に世界デビュー戦を迎える。本番の凱旋門賞(10月2日・シャンティイ)と同じ舞台で行われる3歳馬による前哨戦へ、ルメールを背に出陣。メンバー的には負けられない一戦となる。

 13年にマカヒキと同じく同年の日本ダービー馬キズナが海外初戦に選び、鮮やかな勝利を決めた一戦。今年は直前にシダーブルーが出走を回避して5頭立てとなった。

 仏ダービー馬アルマンゾルなど、地元フランスのトップ級が今年は不在。馬場状態次第では出走の可能性があった英愛ダービー馬ハーザンドも前日の愛チャンピオンSにまわった。英大手ブックメーカー・ウィリアムヒル社はマカヒキを単勝1・44倍と、断然の1番人気に推す。5・00倍の2番人気には3戦2勝で英G3勝ちのミッドタームが続き、その他3頭は重賞未勝利だ。

 英ダービー馬ルーラーオブザワールドなど強敵相手にここを勝ったキズナでも、本番は4着だった。圧勝を決めて、3週後の大舞台へ乗り込みたい。

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