【紫苑S】オークス3着馬ビッシュが横綱相撲で圧勝 今後は短期放牧挟み秋華賞へ
「紫苑S・G3」(10日、中山)
独壇場だった。今年からG3に格上げされた秋華賞トライアルは1番人気のビッシュが横綱相撲でV。1分59秒7の時計で初の重賞タイトルを奪取した。
道中は後方で脚をため、勝負どころの3角手前で一気に進出。オークス3着馬。ここでは格が違うと言わんばかりに、直線では後続との差を広げるばかりだった。「ケイコに乗って具合の良さを感じていたので、自信を持って乗りました」と初コンビの戸崎圭は涼しい顔。この夏は7~8月で重賞5勝。9月に入ってもその勢いは止まらず、騎乗機会JRA重賞8連続連対も継続中だ。
鹿戸師は「強かったね。安心して見ていられました。プラス4キロ(420キロはデビュー以来、最高馬体重)以上に大きく見せていたし、体調も良かったようだね」と満足そうにうなずいた。
東のエース
今後は福島県のノーザンファーム天栄での短期放牧を挟んで秋華賞(10月16日・京都)へ。さらなる可能性を秘めた関東の新エースが、胸を張って淀へ乗り込む。