【ボート】上條暢嵩 A1昇格!いきなりG1初挑戦
「太閤賞・G1」(26日開幕、住之江)
全国各地から強豪レーサーが集結し、真夏の夜をとことん熱くする-。26~31日にかけて大阪・ボートレース住之江で「開設60周年記念・G1・太閤賞競走」が行われる。今回60回目を迎える節目の一戦は、初のナイター開催となる。開幕に先駆けて、06年から開始された住之江シティーナイターで実施されたこれまでのナイターG1を振り返る。また、注目選手としてG1初挑戦となる上條暢嵩(22)=大阪・110期・A1=ら、地元G1で激走を狙う選手にスポットを当てた。
7月から適用されている16年後期勝率で初のA1昇格を果たした上條暢嵩。躍進が認められて、名誉ある地元周年に初エントリー。これがG1初挑戦となる。6月の住之江一般戦ではデビュー初Vも飾り、今勢いに乗っている若武者に太閤賞への思いを直撃した。
-A1に昇格して、いきなり太閤賞にあっせんが入った。
「木下(翔太)さんがA1になってすぐ記念に呼ばれたので、僕も若手の枠ですぐ入るかな、と思っていたら入ったなというかんじですね」
-いざ呼ばれてみて。
「うれしさとかいろいろありますね。不安と楽しみが入り交じっている、そんな感じですね。地元のG1を走れるということはありがたいですね」
-A1に昇格。
「このタイミングで(A1に)なれると思っていなかったので、なれて良かったなとは思っている」
-選手になってここまではどう思っている。
「自分では順調に来ていると思います」
-挫折とかはなかったのか。
「挫折ですか?まあ、折れるほど上まで行ってないので(笑)。ここからが勝負だと思っています」
-住之江のイメージは。
「地元なんで、住之江は好きですよ。エンジンが出やすいとかはないけど、慣れているので走りやすいというのはあるかもしれませんね」
-最近のプロペラ調整はどうしているのか。
「だいたい同じ感じで行ってます。もらって乗ってですね。前検でダメだと思ったら叩きますけど」
-少し上の木下(翔太)選手とかが頑張っている姿をみている。
「心強いというか、ちょっと近くで記念とかで活躍されている先輩がいる。仲もいいですし、やっぱり助かりますね。大阪支部の若手で盛り上げることができたらいいなとは思っている」
-今、大阪の新鋭世代は力をつけている。
「そう思っていただけたらありがたいですね。僕らもそういうつもりでこれからやっていこうと思っているので。下からどんどんじゃないけど、若手で盛り上げていければと思う。大御所の先輩方がけっこういらっしゃるけど、大阪は上だけじゃないぞ、大阪は層が厚いっていうことをその下も示したい」
-太閤賞への目標は。
「とりあえずまずは水神祭を挙げたいですね。でも、いつもと変わらないと思います。一走一走集中するだけです。G1だからどうこうというのは思いたくはない。強いて言うなら初出場なんで、恐れるものもなくゼロからなんで、いい経験になればと思っています。これからもずっと走れればいいと思っています」