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【桜花賞】ジュエラー逆転Vミルコ歓喜

 「桜花賞・G1」(10日、阪神)

 逆転で“桜冠”を射止めた。3番人気のジュエラーが、後方から豪快に差し切りV。前哨戦で鼻差2着に敗れた相手との大激戦を今度は約2センチ差で制し、G1初勝利を飾った。鞍上のM・デムーロは9度目の挑戦で念願の桜花賞初制覇。藤岡師は高松宮記念(ビッグアーサー)に続くG1連勝となった。単勝1・5倍の1番人気に推されたメジャーエンブレムは4着に沈んだ。

 言葉にならなかった。検量室前、M・デムーロは出迎えたスタッフの姿で勝利を知ると、ジュエラーの背で歓喜の雄たけびを上げた。「負けたと思った」と振り返る約2センチ差の大接戦。最上の結果に笑顔の花が咲いた。

 「とても気持ちいい。日本に来て初めて乗ったときから、桜花賞は桜がきれいで、すごく勝ちたい競走だった。本当に良かった」。13年に騎乗したレッドオーヴァルが弟のC・デムーロ駆るアユサンに首差敗れたこともあり、過去何度も勝ちたいと公言してきたレース。9度目の挑戦でようやくつかんだ栄冠の味をかみしめた。

 執念が引き寄せた勝利だ。発馬後はパートナーの末脚を信じ、後方2番手で待機。ギリギリまで脚をため、直線半ばで先に抜け出したシンハライトに馬体を並べると、こん身の右ステッキを振り下ろして懸命に手綱を押した。前走のチューリップ賞で鼻差敗れた相手に雪辱を果たし、「これまで3回乗って2、2着。一番大事なG1を勝てて良かった」と胸をなで下ろした。

 この勝利で、自らが手綱を取った祖父ネオユニヴァース、父ヴィクトワールピサとの3世代クラシック制覇も達成。父に産駒初のG1制覇も届け「みんな僕の家族。とてもうれしい」と喜びを爆発させる。この日は、招待していた次女レティツィアちゃんの6歳の誕生日。「“お父さん、勝つかも”と言っていた。勝ったあとすごく喜んでくれた。いい誕生日」。父の責任を果たして声を弾ませた。

 来週の皐月賞では、2歳王者のリオンディーズでクラシック連勝を狙う。土曜の阪神牝馬S(スマートレイアー)に続く2日連続の重賞制覇を飾ったM・デムーロが、その勢いをさらに加速させていく。

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