【フラワーC】エンジェル重賞初V

 「フラワーC・G3」(21日、中山)

 1番人気に推されたエンジェルフェイスが21日、好発からそのまま逃げ切って重賞初タイトルをつかんだ。落馬負傷による休養から2月に戦列復帰した福永は、日曜の阪神大賞典に続く連日の重賞Vを達成。自身の完全復活もアピールした。

 春の訪れとともに素質が開花した。1番人気のエンジェルフェイスが、好発からハナを奪い、後続に1馬身1/4差をつけて快勝。重賞初Vを達成した。福永は「すんなり逃げられるかが勝敗の分かれ目になるとにらんでいたが、楽に行かせてもらった。道中でこれなら大丈夫だと思った」と会心の騎乗に笑顔。テン乗りながら冷静な判断でパートナーをエスコートした。

 福永にとっても大きな勝利だ。昨年10月31日のスワンSでの落馬負傷による休養から2月13日に復帰。日曜の阪神大賞典(シュヴァルグラン)に続き、連日の重賞制覇となった。「いい馬に乗せてもらっているので」。完全復活のアピールとなったに違いない。

 重賞馬レディアルバローザ、キャトルフィーユを姉に持つ良血は、1戦ごとに着実な成長を遂げた。初めての関東圏で見せた堂々の立ち回りに、藤原英師は「長距離輸送で体は減らなかった。すごいよね」と目を細める。

 今後については「桜花賞(4月10日・阪神)、オークス(5月22日・東京)のどちらでも対応できると思うが、次走は馬の様子を見てから決める」と師。05年シーザリオなど多くのG1馬を輩出したレースを制したことで、牝馬クラシック戦線において注目を集める存在になりそうだ。

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