【チューリップ賞】ヴィブロス借り返す
「チューリップ賞・G3」(5日、阪神)
全姉にヴィルシーナを持つ良血馬ヴィブロスが、連勝で桜の舞台の優先出走権を狙う。1週前には姉の手綱も取った内田博がまたがり、上々の動きを披露。本番への切符を獲得するとともに、3歳牝馬G1無冠に終わった姉の雪辱といきたいところだ。
血の宿命といっていいだろう。桜花賞出走はもちろん、Vにも大きな期待がかかるのがヴィブロスだ。
全姉は13、14年とヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ。3歳牝馬G1では桜花賞、オークス、秋華賞と2着に敗れ、三冠馬に輝いたジェンティルドンナとは対照的に、こちらは悲運のシルバーコレクターとして日陰を歩んだ。
同じディープインパクト産駒で、オーナーも同じく元メジャーリーガーの大魔神こと佐々木主浩氏。今度は妹がその借りを返す番だ。新馬戦こそ2着に敗れたが、2戦目は最後は流す余裕を見せて楽勝。ただ、そのあと放牧先で疾病が見つかった。喉頭蓋エントラップメントだ。
「兆候はなかったけど、内視鏡で見てもらったら、たまたま見つかって。でも、軽いもので“ノド鳴り”とは違う。手術といっても簡単なもの。そのあとはすぐに乗り出せたから」。友道師は心配がないことを強調する。
結果、約3カ月半ぶりの実戦となったが仕上がりは万全だ。「背が伸びているし、動きもしっかりしてきた」とトレーナーは成長ぶりも強調。ヴィルシーナと比較し、「乗り味がこちらの方がいい。小さい時から柔らかさが違ったからね。内田(博)ジョッキーも“お姉さんより柔らかい”って」と姉超えに期待を寄せた。「何とか権利を獲りたい」-。まずはトライアルでミッションをクリアし、大舞台へ弾みをつける。
