「関屋記念・Ｇ３」（１６日、新潟）

　まずは写真を見ていただきたい。マジェスティハーツの隣で、森騎手がお手本とばかりに装着してみせているのは豪州生まれの特殊ハミ「トライアビット」。通常のハミよりも制御力があると言われ、もたれる癖を矯正するための“新兵器”だ。「最終追い切りでは着けなかったけど、競馬では使います。左回りならもたれるのもマシだし、あとはこれの効果で」と鞍上は劇的な変化を見込んでいる。

　森自身も期するものがあるに違いない。先週は３年後輩である松若が重賞初制覇（小倉記念＝アズマシャトル）を決めた。「いい刺激になりました」と意欲満々。相棒とともに悲願の初重賞タイトルをもぎ獲れるか、注目だ。