【函館2歳S】メジェルダ父に快記録を

 「函館2歳S・G3」(26日、函館)

 種牡馬としてJRA全10場重賞制覇まで、残るは函館だけとなっているディープインパクト。今年最初の2歳重賞には2頭の同産駒が登場するが、今夏の函館リーディングを狙う昆厩舎が送り出すのがメジェルダだ。中1週での臨戦となるが気配は上々。3分の2の抽選を突破し、持ち味の先行力を存分に生かしたい。

 種牡馬として日本競馬界を席巻するディープインパクト。今年の2歳馬でまだ6世代目ながら、JRA重賞93勝(うちG1・25勝)という破竹の進撃ぶりで、産駒が函館で重賞を勝てば、史上8頭目のJRA全10場重賞制覇達成となる。

 函館最終週に新たな勲章を加えるか、注目が集まる今年最初の2歳重賞の舞台。人気が集まるブランボヌールと新馬戦で接戦を演じた、同じディープインパクト産駒のメジェルダも黙ってはいまい。「デビュー前から身のこなしが良かったので、走ってくれると思っていた。カイバもしっかりと食べるし、今のところ優等生。中1週だけど、状態はキープできています」と藤野助手は仕上がりに自信をのぞかせる。追い切り前日の21日朝は函館Wで調整。素軽い脚さばきを披露した。

 逆転に虎視たんたんだ。初戦はブランボヌールに首差で敗れたものの、2戦目は果敢にハナに立ち、余力十分に3馬身差をつけて完勝した。「2戦使って、つくべきところに筋肉がついてきた。スピードがあるので、今回も先行力を生かす競馬ができれば」と意欲を見せる。

 出走には新馬戦Vが優先されるため、まずは3分の2の抽選突破を目指す。「相手は強くなるが、ここでどれだけやれるか」と仕上げ人は期待を膨らませた。今夏の函館で4勝を挙げる昆厩舎はあと1週を残して単独首位。重賞タイトルを力強くもぎ取り、厩舎の函館リーディング獲得にも花を添えたいところだ。

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