【宝塚記念】スターダム不安なし!

 「宝塚記念・G1」(28日、阪神)

 豪州遠征明けとは思えないほど活気に満ちあふれている。追い切り後に上昇ムードを漂わせているのが4歳馬のトーセンスターダムだ。決戦2日前の26日朝は栗東坂路を軽快に駆け上がり、4F63秒9-46秒9-15秒8を記録。気合が適度に乗り、馬体に緩さは見られない。むしろ、海外遠征を経験したことによってたくましさが増しているように映る。

 「いい気配になっていますね。オーストラリアから帰ってきた時は馬体重が減ったようですが、リフレッシュして、うまい具合に来ています」と兼武助手は充実ぶりに目を細める。「腰の具合が良くなっていて、馬が成長している感じがありますよ」。3歳時に抱えていたトモの緩さがここに来て解消。近親に5歳秋の天皇賞をレコードで制したトーセンジョーダン、8歳時にG1・2勝を挙げたカンパニーなどが名を連ねる晩成の血が、いよいよ騒いできた印象だ。

 金曜からの降雨で道悪は避けられない見込みだが「オーストラリアでは極悪馬場でしたが、気持ちが前に前にと出ていましたから」と、克服に手応えをうかがわせる。もともとデビュー3連勝を決めたように、キラリと光る素質は示していた一頭。本格化ムードを迎えた今、宝塚の舞台でスターの座をつかむ可能性は十分にある。

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