【エプソムC】フルーキー重賞初Vだ

 「エプソムC・G3」(14日、東京)

 初の重賞タイトルをつかみ取る-。フルーキーは登録のあった先週の安田記念をパスして1週スライド。状態はすこぶる良好で、陣営のムードも盛り上がっている。

 名を捨てて実を取る。安田記念でも一発候補に挙げられていたフルーキーが、1週スライドしてエプソムCに矛先を向けてきた。スライドした最大の理由は同馬主による2頭出しを避けるため。辻野助手によれば、安田記念には同じく金子真人ホールディングス所有のフィエロが有力馬として出走(結果は4着)していたため「使い分けしてほしいというオーナーの要望」だったという。

 もっとも、角居厩舎では安田記念を念頭の仕上げが進んでいた。結果的に1週前となった3日には、美浦から北村宏が駆けつけて追い切りに騎乗。辻野助手は「スイッチが入ったのか、トモの使い方や見た目が良くなってきている。スライドしたのはかえってプラスになると思います」と前向きに語る。

 10日の最終追い切りは栗東CWで3頭併せで馬なり併入。「感触を確かめる程度。良かったですよ。折り合いもついていたし。府中の長い直線はのびのびと脚を使える。この馬に合っています」と好感触をつかんでいる。

 重賞初制覇のチャンスは十分だ。「1800メートルはもともと走り慣れた距離。G3にしてはメンバーはそろったが、先々を考えると、ここで賞金を加算してほしい。能力的にはここに入ってもやれる。何とか勝ち切ってほしいと思ってます」と辻野助手。タイトルを手に入れて秋の飛躍につなげる。

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