【ダービー】ドゥラ馬主、V当然の表情
「日本ダービー・G1」(5月31日、東京)
2012年に生産されたサラブレッド6897頭の頂点に立ったのは、M・デムーロ騎乗の1番人気ドゥラメンテ。ダービーレコードを0秒1更新する、2分23秒2のタイムで完勝した。
馬主として歴代最多のダービー3勝目となったサンデーレーシングの吉田俊介代表は、勝って当然という表情だった。むしろ正攻法の競馬で2冠を決めたことは、うれしい誤算だったようだ。
「(皐月賞2着の)リアルスティールより前に行ったので少し驚きました。強い馬があの位置でスムーズな競馬をした。本当に強い。きょうは思ったよりも落ち着いていましたしね」と、平常心で大一番に臨んだ愛馬の精神面の成長を喜んだ。
同代表は「相談してからになります」と、注目される秋の路線についてはこの日は明言せず。クラブ法人馬主の馬だけに、今後のローテは調教師だけでなく、会員の意見も集約して決められる。