【平安S】ビクターは“淀で逆襲”
「平安S・G3」(23日、京都)
1番人気で5着に敗れた昨年の雪辱へ、ナムラビクター陣営が強気だ。京都ダートは過去〈2011〉。14年アンタレスSを制するなど〈3120〉の阪神ダートとの比較ではやや見劣りするが、福島師は「走るかどうかは気分次第の面がある馬だからね。京都も割引ではない。それに最近は随分、利口になったから」とうなずく。
これまで何度も調教時に馬場入りを拒否して、スタッフの手を焼かせてきた一頭。だが最近は、素直に栗東坂路までたどり着くようになっているという。「今はよほど体調がいいのか、スムーズに走って帰ってくる」。3カ月ぶりの前走(アンタレスS3着)を使われて、今回が叩き2走目。「使いつつのタイプで2、3走目が一番いい」と、2度目の重賞制覇へ力を込めた。