【天皇賞】バリアシオン悲願G1獲りだ

 「天皇賞(春)・G1」(5月3日、京都)

 オルフェーヴル世代のベテラン7歳馬が悲願成就に燃えている。

 ウインバリアシオンは29日、福永を背に栗東坂路で単走。時計のかかる馬場に苦労しながらも、4F54秒1-39秒4-13秒1をマークした。「正直、平凡でした。(仕掛けた)最後の1Fはもっと伸びても良かったけど…。でも単走だし、この年齢ならね。順調にはやれています」と鞍上は若干の不満を口にしつつも、及第点を与えた。

 屈腱炎明けだった昨年の金鯱賞、有馬記念は精彩を欠いたが、前走の日経賞は好位からの競馬で2着と奮戦。春盾は12、14年と出走して(3)(2)着。最も力を発揮できる舞台で栄冠を勝ち獲りたい。「日経賞は本番を見据えて乗った。(この舞台に)アドバンテージがあるし、乗りやすいのは武器」と福永。通算10度目の挑戦でG1初制覇を成し遂げる。

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