【きさらぎ賞】ドートウィユ今が旬

 「きさらぎ賞・G3」(2月8日、京都)

 厩舎期待の超良血馬ポルトドートウィユが、出世レースで真価を見せる。父はディープインパクト、祖母は名牝エアグルーヴと一流の血筋だ。

 父ディープで、母の父クロフネの血統背景は、昨年のホープフルSを制した僚馬シャイニングレイと重なる。高野師は「同配合ですが、馬格もキャラクターも違います。ただ、2頭とも基本的に従順で穏やか。能力は高いですね」と力強い。

 前走のシクラメン賞で2勝目をゲット。実戦は約2カ月ぶりだが「カイ食いがいいし、実になるから、腫れ物に触るような加減した調整の必要もないです」と入念に乗り込めている。仕上がりは良好だ。

 父や母、祖母の背中を知る武豊も、追い切りで感触を確認し「乗り味のいい馬」と高評価。強敵ぞろいの一戦を制し、クラシックへの扉を開く。

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