【京都金杯】松若決める!初重賞Vだ

 「京都金杯・G3」(4日、京都)

 さらなる飛躍を誓う。小崎(38勝)とともに、4年ぶりに規定の30勝をクリア、47勝を挙げて14年のJRA最多勝利新人騎手に輝いた松若風馬騎手(19)=栗東・音無=が、自厩舎のアクションスターで自身6回目の重賞騎乗に挑む。最終追い切りにもまたがり手応えは十分。重賞初Vで、2年目の好スタートを決める。

 デビュー2年目をさらなる飛躍の年にするためにも、ド派手な開幕ショーを演じてみせる。

 ルーキーイヤーの昨年、堂々の47勝を挙げて新人王に輝いた松若に、新年早々、いきなり重賞初Vのチャンスが訪れた。師匠・音無師からアクションスターへの騎乗依頼。主戦の北村友が昨年末に騎乗停止になったため、急きょ回ってきた形だが、1600万特別を勝って勢いに乗る一頭だけに、自然と気合が入ってくる。

 「(通算)100勝して、自力で減量を取るのが目標ですが、もちろん重賞は勝ちたいと思っています。一発目に勝ったら印象も違うと思いますからね」と初タイトル奪取を大いに意識する。これまで重賞での騎乗は5回あるが、金鯱賞(レッドデイヴィス)の11着が最高。「やっぱり重賞は乗っていても違う感じがあります。昨年は特別レースも一つしか勝っていませんし、もっと上のクラスで結果を出したいですね」と決意を口にした。

 アクションスターには、12月31日の栗東坂路での追い切りで感触を確かめた。「(ラスト1F14秒0と)時計はかかりましたが、バタバタという感じではありませんでしたし、一杯にやれたことが良かったと思います。一瞬の脚を使えるというイメージ。それをうまく生かしたいですね」と期待を寄せる。理想とするのは前走同様、馬群を割っての差し切り劇。アクションを操る若武者が、新春早々スターの座を狙う。

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