【阪神C】ロサギガンティア態勢万全

 「阪神C・G2」(27日、阪神)

 休み明け3走目の前走で2着と着実に調子を上げてきた関東馬ロサギガンティアが24日、滞在先の栗東で好調を伝えた。美浦から駆けつけたブノワを背に坂路へ登場。手応えに余裕を残したまま力を要する馬場と向き合い、ゴールでは僚馬シンボリエンパイア(5歳オープン)と併入した。

 4F53秒8-38秒8-13秒0のタイムに、鞍上は「満足のいく動き。状態はさらに良くなっていると感じました」と満足そうにうなずく。「マイルでも掛かるくらいのスピードを持っている馬。1400メートルの距離は合います」と声を弾ませた。

 栗東での仕上げを選択して臨む今回、長距離輸送を問題なくこなして環境にも順応してみせた。今年はスプリングSを勝ち、NHKマイルCでも4着。その実力を発揮するための態勢は整った。「中団くらいで我慢できるはずなので、ペースは速い方が競馬はしやすいはず。レースがとても楽しみです」と瞳を輝かせる。激流を受け止め、切れのある末脚を直線で放つ構えだ。

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