【ローズS】ヌーヴォ2冠へ快勝発進

 「ローズS・G2」(21日、阪神)

 オークス馬のヌーヴォレコルトが精神面でスケールアップした姿を見せつけて秋初戦を快勝した。

 好スタートから道中は好位のイン。中団から差し切ったオークスを思えば前々での位置取り。積極的に進めながら、じっくりと脚をためることができた。堂々としたレースぶりで直線に向くと、鞍上のステッキに応えてグイグイと脚を伸ばす。セーフティリードを保ったままゴール板を駆け抜けた。

 前哨戦における岩田のテーマは「次につながる競馬」だった。春は精神面の幼さから位置を取りに行く競馬には危うさもあった。しかし気性的に成長し、不安が解消。秋華賞(10月19日・京都)は京都の内回り2000メートル。ゴチャつきやすいコースでの本番を見据えた完ぺきなレースを披露した。

 「中身が詰まっていて、瞬発力が加わりました。夏を越して充実してくれた」と、これ以上ない前哨戦の内容に納得の表情を見せた。

 ただ、快勝の一方で今後への課題も残った。マイナス6キロだった馬体重だ。「馬体重は想定内だった」と斎藤師は言うが、馬体の維持は最大のポイントとなる。「西ではあと一歩の結果でしたから栗東に入ります。勝利により近づくためです」と栗東滞在を決めた。最大のライバル、ハープスター不在の秋華賞。主役を務めるのはやはりこの馬だ。

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