【札幌記念】ハープ落鉄もさすがの伸び

 「札幌記念・G2」(24日、札幌)

 ハープスターの左前脚から蹄鉄が吹っ飛んだ。20日の札幌芝。2周目の残り約100メートル地点。前を行くウェーブゴールド(3歳500万下)、スギノピクシー(3歳未勝利)を猛追中の出来事だった。

 実質的には単走追いで6F80秒1‐36秒4‐11秒1をマーク。「目標がいないと走る気を起こさない」(松田博師)ため、道中は先行2頭を5馬身ほど追走。そこからグングン加速し、ラスト1Fは持ち前の切れ味を発揮した。

 松田博師は「雨が降ったからダートではなく芝に入れた。落鉄した?もともと爪が薄くて外れやすい馬だから問題ない。普通に順調にきているし、元気が出てきたと思う」と及第点を与えた。

 ただ、微妙なもやもや感は残る。2着に終わったオークスでは左前脚の蹄鉄が外れかけた。左前脚の蹄鉄が外れやすいのは、少なくともいい材料とはいえないだろう。

 「能力的に古馬に劣るとは思わない。相手が強いのは分かっているが、3歳牝馬で斤量は有利。結果はどうあれ、ファンが(凱旋門賞で)応援したくなるようなレースを見せたい」と指揮官は力を込めた。

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