【ボート】OCカウントダウン6
「オーシャンカップ・SG」(16日開幕、まるがめ)
グイグイ力をつけているスター候補と言えば岡村仁だろう。その名を全国区に押し上げたのは、昨夏の江戸川周年。優勝戦は1号艇・瓜生正義が圧倒的人気だったが、5コースから豪快にまくった三井所尊春を3コースの岡村が猛追。BSでは並走に持ち込み、1周2Mを先回って見事に振り切ってみせたからだ。
これがG1初優出での初優勝。前日の優出インタビューで緊張するタイプか聞くと「全くしない。むしろ、こういった場面ではより一層力を出せる性格」と話していたのが印象的だった。考えてみれば2004年のデビュー節で初1着、05年8月の初優出で初V、そしてSG初出場となった昨年11月のチャレンジカップ初戦で初1着と、誰もが緊張する場面で結果を残している。
今年はSG、G1出場が増えたため優勝はないが、2月・住之江の近畿地区選手権で優出を果たしている。まるがめでは過去5年で優出3回と相性は上々。好エンジンを引き当て、初日からアグレッシヴな走りを見せて初優出なんてことになれば、ニュースター誕生があっても不思議ではない。