【シルクS】オペラ芝並みの上がり

 「シルクロードS・G3」(2月2日、京都)

 目下4連勝中のレディオブオペラは29日、栗東Bで俊敏な動きを披露。万全の状態で重賞に初挑戦する。ストレイトガールは栗東CWで軽快なフットワーク。こちらも好気配だ。

 4連勝中のレディオブオペラにとっては、ここが一線級との対戦に向けた試金石になる。栗東Bの向正面から徐々に加速。直線に向いて手綱を緩めると一気に伸びて、6F79秒6‐35秒5‐11秒6と芝並みの上がりをマークした。

 「動きは良かったんとちゃうかな。締まっている馬場にしてもいい時計や。体質が弱くてデビューが遅れた馬だけど、ようここまで来たな。今はもう何の不安もないよ」。見届けた白井師が満足そうに笑った。

 手綱を取った荻野琢(レースは藤田)の感触も抜群だった。「気持ち良かったです。素直で乗りやすい。ゴーサインを出すだけでポーンと飛んで行く。デビュー前から走る感触があった馬ですが、今ではさらに馬がしっかりしましたね。無駄な動きがなくなって反応も良くなった。完成はまだ先でしょうけど、洗練されてきている」と太鼓判を押した。

 前走の淀短距離Sの直前は追い切り後の息遣いがやや荒かったが、今回は呼吸音もすこぶるいい。状態面に不安は見当たらない。ロードカナロアが去ったスプリント界。ここを一気にクリアすれば視界が広がる。

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