【有馬記念】オルフェ有終Vへ自信

 「有馬記念・G1」(22日、中山)

 いよいよ最後の舞台が幕を開ける。ラストランを迎えるオルフェーヴルが15日朝、栗東坂路で4F55秒9を計時。有終Vに向けて好ムードを漂わせた。これまで数々の栄光と挫折を繰り返し、ファンに愛されてきた黄金色の5冠馬の姿もこれで見納め。激動の物語は完結へと向かう。

 全ての競馬ファンが注目するフィナーレに向けて、最後の1週間が始まった。15日の午前3時半。照明に金色の馬体をきらめかせながら、オルフェーヴルが池江勢の先陣を切って栗東坂路を単走で駆け上がった。軽快なフットワークで、馬なりのまま4F55秒9‐40秒3‐13秒4をマーク。「元気そうで何より。気持ちが乗ってきている感じですね。少し行きたがるところはあるみたいだけど、走りたくて仕方がないということでしょう」と兼武助手は目を細めた。

 誰もが認める現役最強馬。しかし、これほどの浮き沈みを味わってきた競走馬はそうそう見当たるまい。クラシック3冠とグランプリ制覇を含む破竹の6連勝、阪神大賞典の大逸走、天皇賞・春の惨敗、宝塚記念の鮮やかな復活V、そして世界をつかみかけた2度の凱旋門賞‐。決して優等生の部類ではない。むしろ希代のクセ馬だ。だが、それゆえに一戦一戦がファンの視線を集め、勝利も敗北もひっくるめて愛され続けてきた。

 10年8月14日の新潟新馬戦から、1227日目で迎えるラストラン。レース2週前に回避を決定した昨年とは違ってジャパンCを見送り、あえて有馬一本に絞った陣営の意気込みは相当だろう。「回復ぶりがいいと思う。今回は何のトラブルもなく順調に来ているし、仕上がりに何の不安も抱えていないですからね。大丈夫でしょう」と仕上げ人は有終Vへ自信たっぷり。多くの期待を背に、激動の物語は鮮やかな走りで締めくくられる。

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