【JCダート】ローマン逆襲リハ

 「JCダート・G1」(12月1日、阪神)

 叩き2戦目で頂点奪取だ。ローマンレジェンドは27日、栗東CWで併せ馬を消化。メリハリを利かせた走りで好調をアピールした。昨年は1番人気に推されながら4着。JRA・G1初制覇を決めるとともに、1年越しのリベンジ達成といきたい。勢いに乗るベルシャザールは栗東坂路で上々の動き。昨年の覇者ニホンピロアワーズも栗東DPで一杯に追われて好仕上がりを見せた。

 派手さこそないものの、メリハリの利いた最終リハだった。ローマンレジェンドは栗東CWで鮫島(レースは岩田)を背に、サクセスフェイト(4歳500万下)を追う形でスタート。4コーナーで最内を通った相手に、左ステッキ1発で併入を果たした。

 タイムは6F81秒0‐37秒0‐12秒3。相手のサクセスフェイトにまたがり、隣で動きを確認した岩田は「最後まで集中して走っていたと思う」と満足そうな笑みを浮かべる。「メンバーがそろったけど、この馬も力は劣らない。いい走りをしてくれたら」と期待を寄せた。

 前走のみやこSは3着に終わったが、勝ち馬との差はわずか0秒2。休み明けでプラス13キロ、加えて別定の59キロを背負っていたことを考慮すれば納得の内容だろう。藤原英師は「ここで変な競馬をしたら、“ないな”と思っていたが、イメージ通りにしっかりと走っていた」と前哨戦に及第点を与える。舞台は淀から仁川に変わるが、「京都ならスピード競馬、阪神ならパワー競馬といった具合に対応ができると思う」と自信たっぷり。叩き2戦目で迎える本番へ、照準はピタリと定まっている。

 1年越しのリベンジも果たしたい。昨年は1番人気に推されたものの、勝負どころで反応がなく4着に終わった。「今思えば、連戦の疲れがあったんだろう。去年、負けてからここを目標にやってきたし、逆算しながら使ってきた。ミスは許されないつくり方をしてきたつもり」と常勝トレーナーは意欲満々。期待に応え、JRA・G1初制覇を果たす。

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