【菊花賞】エピファに角居師が合格点
「菊花賞・G1」(20日、京都)
ラスト1冠奪取に向け、調整に不安はない。秋初戦の神戸新聞杯を完勝したエピファネイアは9日、福永を背に栗東CWで単走。前走時と同様、リングハミを使い、舌を縛って臨んだ。向正面からリズム良く運ぶと、3角過ぎで少しスイッチが入りかけたが、うまくなだめて直線へ。ラストは自ら首を使って力強いフットワークを披露し、馬なりで6F82秒0‐39秒0‐12秒7をマークした。
前走後、初コンタクトとなった主戦は「いいね。3コーナーでグッとかむところはあったけど、道中の感じとかはすごくいい。馬も落ち着いている」と好感触。見届けた角居師も「馬はできていますね。我慢も利いていたし、いいと思います」と合格点を与えた。
鞍上は「この世代でキズナ、ロゴタイプがいないなかでは、この馬の力は抜けていると思う。あとは3000メートルの距離。いかに前半リラックスしていけるか、それに尽きる」と言い切った。連続2着に終わった春2冠の悔しさを胸に、ラスト1冠へ向けて人馬の一体感をさらに高めていく。