【秋華賞】ジェンティル好調の証し

 「秋華賞・G1」(14日、京都)

 偉業達成の日が刻一刻と近づく。最終追い切りを翌日に控えた10日朝、ジェンティルドンナは栗東坂路を2本駆け上がった。1本目が4F66秒4‐49秒6‐16秒3。15分のインターバルを経た後の2本目は、4F66秒1‐49秒5‐15秒9をマークした。軽めの調整でもうまくハミを抜き、リラックスした姿が好調の証しだ。

 2冠を制した高性能エンジンに、井上助手も舌を巻く。「先週追い切ってからも変わりない。落ち着いている。速いところをやってもケロッとしているし、心肺機能がいいんでしょう」。メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネに続く、史上4頭目となる牝馬3冠達成なるか。「3頭しか3冠を達成していないし、難しいことだと思っている。気持ちを引き締めていきたい」。日を増すごとに陣営のムードも高まってきた。

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