【府中牝馬S】ホエール豪快リハ

 「府中牝馬S・G2」(13日、東京)

 ひと夏を越えても、豪快な走りは健在だ。10日、美浦坂路で併せ馬を行った春の女王ホエールキャプチャ。楽な手応えを保ちながらグイグイと駆け上がり、ルシャンベルタン(4歳1000万下)に1馬身先着。4F50秒5‐36秒7‐12秒0の好タイムでフィニッシュした。

 「態勢は整っているよ。美浦に帰厩したときには少し体が細くなっていたけど、もう戻っている。前走と同じくらいの体重で出走できそうだね」と田中清師。当初は先月末のオールカマーからの始動も検討されていたが、無理せず馬の状態に合わせて調整してきた。徐々に活気を取り戻し、1週前は坂路で4F49秒2の超抜時計。「調整に狂いはない」とトレーナーは仕上がりに胸を張る。

 秋の大目標は昨年4着に敗れたエリザベス女王杯(11月11日・京都)。既にVへのプランは練り込まれており、レース1週前に栗東入りすることも発表された。「休み明けとしては好仕上がり。いい形で本番に向かいたい」。ヴィクトリアマイルを制した得意の府中コースで、女王の貫禄を見せつける。

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