【新馬戦】“超大物”マンボ、軽やか

 「新馬戦」(19日、札幌)

 素質馬がズラリと顔をそろえる日曜の札幌5R(芝1800メートル)。北海道で“超大物”との呼び声も高いマンボネフュー(牡、父バゴ)が、ついにデビューを迎える。

 椎本助手は13日、「とにかくノリさん(横山典)がお気に入りなんです。そこが一番のセールスポイントでしょ」と笑いながら語る。名手が毎週のようにまたがっており、その期待度の高さが伝わってくる。競馬開催日の7月29日も志願して騎乗したという。相当な手応えを感じているのだろう。

 重厚な血統構成ながらも走りは実に軽やかだ。460キロの馬体はしなやかでバネを感じさせる。「バゴ産駒ぽくないですね。軽くて、スピードのあるタイプ。手綱を放せばスッと行くような反応の良さがある」と芝での出世を見込んでいる。

 札幌に入厩後は7月25日に初時計をマーク。その後も順調に乗り込んできた。「1週前の段階で使えるくらい仕上がっていた。状態に不安はないですよ」と態勢は万全。夢が膨らむ素材だ。「まだ気性が幼いけど、2歳だから仕方ない。もう少し精神的に大人になれば上まで行ける逸材」。クラシックへの第一歩を力強く踏み出す。

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