【豊臣兄弟!】第29回「天下への道」光秀と話し合いたい秀吉 初陣の与一郎が負傷するも小一郎は戦場へ

 NHK大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」(日曜放送)は、天下一の補佐役・豊臣秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント。主演は仲野太賀。兄・秀吉と強い絆で天下統一を成し遂げた兄弟の奇跡がよみがえる。以下は第29回「天下への道」へのあらすじ。

 織田信孝(結木滉星)から明智討伐の差配を任された秀吉(池松壮亮)。焦らず敵を追い詰め、光秀(要潤)を生け捕りにすべきと考えるが、信長を失った織田勢の足並みはそろわず、逸った高山右近(市川知宏)らが敵陣に攻め入る。小一郎(仲野太賀)は初陣の与一郎(大西利空)を残し、自身は援軍として戦場へ。だが与一郎は、刺客から信孝を守って負傷してしまう。一方、小一郎は秀吉に、どうしても光秀と話したいと頼まれ…。

  ◇  ◇

 信長の仇討ち、光秀討伐レースが始まった。織田の方面軍団長であり宿老トップ4の誰が最も有利だったのか。変当日の居場所から京・本能寺への直線距離は。

 →柴田勝家 富山・魚津城から300キロ弱。

 →丹羽長秀 大阪・住吉付近から50キロ程度。

 →滝川一益 群馬・厩橋城から約400キロ。

 →羽柴秀吉 岡山・備中高松城から200キロ前後。

 物理的に不利だった滝川一益だが、その行動は最もあっぱれで残念だった。本能寺の変を知ったのは5日後だったといわれる。武田勝頼を自害に追い込んだ後、織田に従った関東諸将を呼び寄せ事変を告知し、仇討ちをするので“大返し”を行うと宣言。自身の首を狙うなら一戦交えると大見得も切った。能まで興行して別れを演出したらしい。毛利に事態を隠して中国大返しを敢行した秀吉とは違う、戦国武将とも思えない清々しさだ。

 関東制覇にこだわる北条氏と2度戦い敗れ、信濃を通って居城の伊勢長島城に帰還したのは7月1日。信長後の体制を決めた「清須会議」に参加かなわず、地位を一気に落とすこととなった。

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