【12月15日のばけばけ】第56話 トキは金縛りに悩むヘブン、錦織に代わる通訳の正木とお祓いへ
【先週のあらすじ】
年明けの新年会でヘブン(トミー・バストウ)が来年までに松江を去ると宣言。松野家はトキ(高石あかり)の女中存続を願いリヨ(北香那)の恋を応援することに。快気祝いの席で、ヘブンはリヨからの求婚に過去を語り出す。人種の違いから結婚に失敗したヘブンは誰とも深く関わらないとリヨに謝る。ヘブンから素晴らしい通訳と言われた錦織(吉沢亮)は翌日から迎えに来なくなった。
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ヘブン(トミー・バストウ)は連日、金縛りに遭っていた。トキ(高石あかり)はヘブンにお祓いを勧めるが日本語ではなかなか伝わらず、肝心の錦織(吉沢亮)も、なぜかヘブンを避けて迎えに来ないためトキは成す術がなかった。しかし数日後。出勤前のトキを錦織が訪ねる。錦織から聞いたお祓いの英語の説明をトキが伝えるとヘブンは興味津々。トキはヘブンと錦織の代わりに通訳を頼まれた正木(日高由起刀)と、お祓いにでかける。
明治時代の松江、上級士族の家系に生まれたトキは、怪談話が好きなちょっと変わった女の子。武士の時代が終わり父の事業も失敗、世の中をうらめしく思って過ごす中、外国人のヘブンと出会う。言葉の壁や文化の違いを乗り越え、怪しい話が好きなふたりは心を通わせ、夜な夜な怪談を語り合うへんてこな暮らしが始まる。主題歌は、ハンバート ハンバートの「笑ったり転んだり」。ふたりを見守る蛇と蛙の声を、阿佐ヶ谷姉妹が担当する。
