号泣元県議、行事不参加も電車代記載

 政務活動費の不自然な支出で兵庫県議を辞職した野々村竜太郎氏(47)が昨年11月、県立高校の行事に参加していないのに、収支報告書に往復の電車代を記載していたことが14日、高校などへの取材で分かった。県議会はこの記載が明らかな虚偽に当たるとして、11日に虚偽公文書作成・同行使容疑で兵庫県警に告発した。県警は詐欺容疑での立件も視野に、不自然な支出の実態解明を進める。

 収支報告書によると、野々村氏は昨年11月21日、県立鳴尾高(西宮市)の創立70周年式典に参加するため、自宅から最寄りの阪神電鉄武庫川団地前‐尼崎間の往復切符代360円を計上。しかし、式典があったのは同月15日で、21日は校内でPTA関係者の会合を開いたが、野々村氏は参加していなかった。県議会は再調査で矛盾を把握。調査した中で最も明確な虚偽だとして、告発に踏み切ったという。

 一方、市民オンブズマン兵庫も近く、野々村氏を県警に刑事告発する方針を固めた。

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