【大学受験】共通テスト自己採点→出願判断の鉄則 “安全校"の決め方とは
共通テスト、本当にお疲れさまでした。
おうち受験コーチング代表の鈴木詩織です。
自己採点が終わり、リサーチの結果が返ってくるこの時期。判定のアルファベットに一喜一憂して、「どうしよう!」と家族会議が紛糾しているご家庭も多いのではないでしょうか。
今日は、感情的になりがちなこの時期だからこそ知っておきたい、「自己採点後の出願判断の鉄則」と「本当の意味での安全校の決め方」についてお話しします。
①判定は「評価」ではなく「データ」と捉える
まず、親御さんに持っていてほしいマインドセットは、「判定結果は子どもの価値を決めるものではなく、単なる戦略用データである」ということです。
DやE判定が出ると、つい「志望校を変えなさい!」と言いたくなりますが、ここで深呼吸。共通テストの配点比率が高い国公立なのか、二次試験での逆転が可能な配点なのか。まずは冷静に数字を分析しましょう。感情で志望校を下げるのではなく、「勝算」に基づいて判断することが重要です。
②出願プランは「3つの層」で組む
合格を引き寄せる出願の鉄則は、以下の3つの層を意識的に組み合わせることです。
・チャレンジ校(第1志望):行きたい気持ちが強い憧れの学校
・実力相応校:模試や判定でB~Cライン。五分五分の勝負ができる学校
・安全校(滑り止め):A判定、もしくは確実に合格が取れる学校。
ここで最も重要なのが、今回のテーマである「安全校」の選び方です。
③「安全校」選びの落とし穴
「模試でA判定だから安全」
「偏差値が5下だから大丈夫」
そう思っていませんか?実はこれが一番危険な落とし穴です。
大学受験において、本当の意味での「安全校」とは、以下の条件を満たす学校です。
・過去問との相性が良いこと
共通テストが良くても、個別試験(二次・私大一般)の問題傾向が合わなければ足をすくわれます。逆に、偏差値が足りなくても過去問で高得点が取れるなら、それは「相応校」になり得ます。必ず過去問を一度解いてから決定してください。
・「進学しても良い」と思える学校であること
「とりあえず受かればいい」と選んだ学校に、お子さんは本当に入学する気があるでしょうか?「もし第1志望がダメでも、ここなら納得して通える」と思える学校でなければ、合格をもらっても心のお守りにはなりません。ここを親子でしっかり話し合っておくことが、本番のメンタル安定に直結します。
④親の仕事は「最悪のシミュレーション」と「笑顔」
出願における親の最大の役割は、「もし全部ダメだった時にどうするか」というセーフティネットを(心の中で)用意しておくことです。
「浪人も視野に入れるのか」「絶対に現役なのか」
最悪のケースを想定し、「それでも人生は続くし、大丈夫」と親が腹をくくっていれば、不思議とお子さんの不安も和らぎます。
親御さんは、リサーチ結果という「現実」を冷静に受け止めつつ、お子さんが後悔のない選択ができるよう、資料をそろえ、環境を整える「裏方」に徹しましょう。
受験はここからが本当の勝負。
最後まで諦めず、でも足元はしっかりと固めて。
お子さんが自分の人生を自分で選択できるよう、どっしりと構えてサポートしていきましょうね。
<プロフィール>
鈴木詩織
受験コーチング協会代表理事。中学受験・高校受験・大学受験を目指す親子向けの受験コーチングをオンラインで行う「おうち受験コーチング」のサービスを展開。4000家庭以上の親子の受験に向き合う。著書に『おうち受験コーチング』『子どもが自走する言い換えビフォーアフター』共著に『おうちエニアグラム』いずれもみらいパブリッシング。
(受験コーチング協会代表理事・鈴木詩織)
