自民会派入りは「私の方から」「選挙協力や連立ではない」NHK党・斉藤健一郎参院議員、NHKスクランブル化が目的

 政治団体・NHKから国民を守る党の斉藤健一郎参院議員(44)が17日、国会内での会見で、参院の自民党会派「自民党・無所属の会」入りした経緯を説明。自民に、NHKのスクランブル放送(受信料を支払った人だけが放送を視聴できる)化の推進に向けた政策協議を要請したことを明らかにした。

 斉藤氏は、10日に自民の松山政司(まさじ)参院議員会長(66)と会談。政策協議事項について、スクランブル放送化や年金受給者向けのNHK受信料割引制度、NHKの経営計画における受信料収入目標の見直しの3点を挙げた。

 「やるっていう約束などはこぎつけていません。あくまで(スクランブル放送化の)推進させてほしいっていう要望をお伝えして、その要望には納得していただいたという形」と説明した。

 斉藤氏は「自民党がすぐさまスクランブル放送に取り組んでいきます…そういう話ではない。そこまではやっぱりハードルがある。まずは一歩先に進んで、会派の中でスクランブル化を推進させてほしいということを要望として挙げたら、それは承諾していただいた」と述べた。

 電撃的な参院の自民会派入りについて「今回の会派入りをお願いしたのは、私の方から。参院選後の委員会構成において、(NHK予算などを審議する)総務委員会に入ることができず、NHKのスクランブル化というNHK党の原点から少し距離が生まれてしまっていた。NHKの問題を真正面から議論できる場に戻りたい。そのためには、より多くの発言の機会と、政策形成の現場に立つ必要がありました。我々NHK党は、NHKのスクランブル化を実現するというワンイシューに再び集中してまいります」と経緯を語った。

 斉藤氏は「今回の会派入りは、選挙協力や連立の話では一切ありません。このような政治的取引は存在しておりません。NHKスクランブル化を含む国民の課題を、より現実的に前へ進めることができることが、今回の決断の最大の目的」と強調した。

(よろず~ニュース編集部)

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