須藤元気氏 過去の発言を陳謝「大変深く反省」「医療従事者に心からおわび」玉木代表とともに会見
国民民主党が参院選(7月3日公示、20日投開票)全国比例に擁立する須藤元気元参院議員(47)が30日、都内でのぶら下がり会見で、自身の過去のワクチンをめぐる発言などについて説明した。玉木雄一郎代表(57)も同席した。
須藤氏は「私自身のコロナ禍におけるワクチン(発言)について、科学的に根拠に乏しいとのご指摘をいただきました。その点については、本当に深く反省しております。そして私の発言、発信により、その当時ほんとう一所懸命働いていた医療従事者の方々に、心身ともに大きなご負担をおかけしたことを心からおわび申し上げます」と陳謝した。
「私自身…経緯をお話しますと、当時コロナ禍は、いろいろなことがよくわからない状況下の中で、リスクに対しては…不安を持っていたのは確かです。その不安を持っていた中、私自身の友人が因果関係はわからないんですが(ワクチン)接種後に職場で倒れて亡くなるという…残念でしたし、本当に悔しかったです」と振り返った。
須藤氏は「不安がより強化され、その後ワクチン接種後の健康被害に遭われた方にお会いしたり、リスクに対して警鐘を鳴らす学者の方にお話を聞いたりして、私自身その問題に対して一層深まったのは事実であります」と釈明した。
その上で「国会議員として、やはり中立な立場で見なきゃいけない。何事もリスクとベネフィットがある中で発信していかなければいけないというのは自分なりには認識しつつ、ニュースの記事の引用であったり学者の方の言葉を引用して発信していたつもりですが、私自身の言葉足らずであったりその中には事実と反するものがあるということは改めて反省しております」と、自身の過去の発言について戒めた。
国民民主党は、科学的根拠に基づいた実行性の高い感染症対策、公衆衛生政策というものを追及する党だと認識しているとして「私自身も、その党の一員としてしっかり国民の健康と命を守れるように今後頑張っていきたい」と、党の立場や政策に従うことを強調した。
玉木氏は「須藤元気さんの過去のワクチン発言などで、皆さんにいろいろご指摘ご心配いただきましたけれども、先日私と医師の免許を持っている福田徹代議士と3人でよく話し合いをしました。須藤さんの問題意識、経緯も適用し、福田さんから『少し科学的根拠が乏しい』『事実に反する』ということをひとつひとつていねいに説明した。須藤さんの口から、皆さんに発表させていただく」とした。
(よろず~ニュース編集部)
