BTS、6月に全員が除隊 完全体での復活に世界中が注目&期待と現地で報道
BTSが6月、兵役による空白期間を終え、ファンのもとに帰ってくる。世界中で愛される“グローバルスーパースター”なだけに、完全体での活動に世界中の音楽ファンから注目が集まっている。
6月10日にRMとV(ブイ)が、11日にジミンとジョングクが、21日にSUGA(シュガ)が除隊を迎え、約2年にわたる兵役を終える。先に兵役を終えたジンとJ-HOPEは、それぞれソロアルバムのリリースやソロワールドツアーの開催など、精力的に活動している。
複数の現地メディアによれば、BTSは早ければ今年の年末、遅くとも来年の初めにはニューアルバムをリリースし、ワールドツアーで活動を再開するものと見られている。ただし、これまでメンバーが独自の音楽を作ってきたBTSは、完成度の高いアルバムの制作に時間を要するため、今年中にシングル曲を先行リリースし、アルバムは来年の初めに発売するという見方が有力だという。
BTSの所属事務所・HYBEのCEOであるイ・ジェサン氏は、3月に開かれた定期株主総会で「BTSメンバーは軍服務を終えた後、活動準備や曲作りのための時間が必要」「通常は曲作りをして、アルバムリリースをした後、ツアーを行うという順序だが、BTSメンバーはすでにグローバルトップアーティストであるため、今後のビジョンについて議論を重ねており、方向性を考えながら合わせていくことも必要だ」と言及していた。
BTSのメンバーたちも、活動再開に対する期待を示している。RMは、「音楽でも言葉でも、伝えたいことがたくさんある」と話し、ジョングクは除隊を1カ月後に控え、「もうすぐ会いましょう」とコメントして、ファンから大反響を得ていた。ジンは、さまざまなバラエティー番組に出演し、BTSの活動再開に対する期待を高めている。
BTSの復活は、HYBEとK-POPにとって大きなプラス材料となる見込みだ。HYBEがマルチレーベル戦略を通し、多彩なアーティストラインアップを構築したことで、BTSによる売上への依存度は大幅に減ったものの、依然として売り上げはBTSがトップを占める。メリッツ証券の研究員キム・ミニョン氏は「HYBEは今年、BTSの除隊と活動再開、若手アーティストや現地化グループの成長、新規知的財産権(IP)のデビューによるパイプライン拡大など、豊富なモメンタムが予定されている」「今年のグループ全体での営業利益は、前年から43.4%増加した2651億ウォン(約265億円)になると見られる」と予測したという。
(よろず~ニュース特約・moca)
