ひどい状態!37年前に盗難に遭ったジム・モリソン胸像、仏で発見→落書きまみれ&破損 誰だか分からない

 行方不明となっていたジム・モリソンの胸像が発見された。米ロックバンド「ドアーズ」のボーカルだったモリソンは1971年にパリで心不全のため27歳の若さで亡くなった。墓はパリの東部にある墓地内にあったが、そこに飾られていた胸像が1988年に盗難されていた。今回、フランス警察が金融腐敗防止の詐欺捜査を行っていたところ元の盗難事件とは無関係にそのありかを見つけた。

 5月17日にフランス警察司法局はインスタグラムに「37年の時を経て、1988年にペール・ラシェーズ墓地から盗まれたジム・モリソンの胸像が見つかりました!」と声明を投稿。「パリ検察庁の権限のもと、司法警察総局の金融・反汚職班が行った捜査で、ファンにとって象徴的なシンボルが回収されることとなりました」と報告した。

 モリソンの像は無事発見されたものの、詩人・作家のオスカー・ワイルドも眠るペール・ラシェーズ墓地にいつ戻るのかは明らかになっていない。同墓地の学芸員も「警察から連絡がありませんし、胸像が戻って来るのかも不明です」とフィガロ紙に話している。

 胸像は「リザード・キング」ことモリソンの死後10周年を記念して1981年にクロアチア人彫刻家ムラデン・ミクリンが製作した。今回フランス警察が公開した写真では鼻と口が破損し様々な落書きが記載された状態となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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