フジ報道番組キャスターがまた…ピンマイク放り投げ&厳しい叱責→弁護士交え調査→謝罪

 フジテレビが9日、公式サイトを更新し「『Live News イット!』青井実キャスターに関するご報告」と題した文書を掲載。青井キャスターに「不適切な言動」があったことを伝えた。

 掲載された文書の全文は以下の通り。

  ◆  ◆

『Live News イット!』メインキャスター・青井実キャスターによる不適切な言動に関してご報告いたします。

弊社は、青井キャスターの言動について社内からコンプライアンス推進室に報告があり、2025年2月より弁護士を交え、社内で慎重かつ適切に調査を進めてまいりました。その結果、不適切な言動と認定されるような事案があったことから、今後出演を継続するにあたり二度と同様の言動がないよう、青井キャスターに申し入れを行い、本人からは関係者への謝罪と反省の意が示されました。

また、これに関して社員の対応にも不備があったとして、昨日処分を決定しました。

以上

  ◆  ◆

 フジの公式サイトにも掲載されている「FNNプライムオンライン」の記事では調査の内容も公表。

 青井キャスターは2024年5月ごろ、番組リハーサル中にフリップ演出がうまくいかなかった事に対し「強い口調でスタッフを叱責」したという。24年10月にも、放送終了直後、速報ニュースの対応を巡り、自身がつけていたピンマイクを「強い調子でキャスター台の上にある箱に放り投げ、その後、同番組で勤務する社員及びスタッフに対して、相当に厳しい口調で叱責」したことも伝えられた。

 フジ側は「職場における安全配慮の観点から問題と考えている」として、青井キャスターに対し「今後こうした言動がないように申し入れた」。また「共演者との関係についても、適正なコミュニケーションに努めて欲しい」と求めたという。

 一方で、スタッフのフジ社員の対応についても不備があったとして8日、処分を決定したという。

 青井キャスターは9日も通常通り「Live News イット!」に出演。自身の騒動を報じたニュースのVTRの後で「制作陣や仲間に対して、わたし自身の言動について深く反省しており、申し訳なかったと思っています。自分の未熟さが出てしまったと痛感しております。大勢のスタッフによって番組というのは支えられて作られているわけです。そのチームの思いを受け取って、これからもニュースをお伝えしていきたいと思います」とコメントした。最後は「この度は本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。頭を下げたまま約4秒が経過し、そのまま次のVTRに移った。

 フジテレビについては、中居正広氏の性暴行をめぐる問題を調査した第三者委員会の報告書の中で、BSフジの報道番組「プライムニュース」のキャスター・反町理氏によるセクハラ行為も報告されていた。

(よろず~ニュース編集部)

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