宝塚花組トップ永久輝せあ「覚悟と重み」の111回目の『Jubilee』 博多座で開幕

 宝塚歌劇団花組トップスター永久輝せあが8日、福岡博多座で「マジシャンの憂鬱」「Jubilee(ジュビリー)」が開幕した。同公演は30日まで。

 永久輝にとっては、雪組辞退の2012年「フットルース」以来、13年ぶりの博多座。今回は花組トップとして再び博多座に立った。「これぞ花組!な舞台。いままで見たことのない方にも宝塚の魅力をお届けできれば」との言葉どおり、華やかな舞台を繰り広げた。

 芝居の「-憂鬱」は、07年に月組・瀬奈じゅん主演公演の再演となる。永久輝演じる透視能力があるといわれるマジシャンのシャンドールが、皇太子妃の侍女・ヴェロニカ(トップ娘役・星空美咲)と共に、皇太子妃の事故死の真相解明する物語。永久輝はトランプさばきも鮮やかに、演じ上げた。

 「Jubilee」は、宝塚歌劇の110周年と“新生花組”の誕生を記念した作品で、永久輝の大劇場お披露目作品。トップの証である大きな羽根を背負ったことで「覚悟と重み」を実感したと振り返っており、この日も111回目となる同ショーを華やかに繰り広げた。

(よろず~ニュース編集部)

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