N党・立花党首、ガーシー氏除名でも繰り上がり議員を国会に登院させない意向「全力で妥当性問う」

 NHK党の立花孝志党首(55)が24日、国会内で行われた党の定例会見に出席。2022年参院選に全国比例で当選したガーシー参院議員(51、本名・東谷義和)が除名になった場合、繰り上がる副党首の斉藤健一郎氏(42)を国会に登院させない考えを明らかにした。

 立花氏は、国会に登院しないガーシー氏を除名の可能性が出てきたことに「国会に来ないことは迷惑行為ではないし、悪いことをしているわけではない。迷惑をかけていない相手に、辞めろというのはいじめなんですよ。国会に出てくるのがお仕事というなら、国会を休む議員や寝ている議員をかたっぱしから処分していけばいいんじゃないですか」と反発した。

 NHK党は、ガーシー氏が除名になり議員の身分を失えば、名簿4位だった斉藤氏が繰り上がることをすでに決定している。「ガーシーが除名になったら、全力で問う。斉藤氏が議員会館には来ているし、官僚とも話し合いをしている。YouTubeも発信している。でも、本会議や委員会には出ない。これでクビにするならしてみろ」と、国会議員が登院することの必要性を問うとした。

 ガーシー氏への除名の動きを、国会議員による恣意(しい)的なものとする立花氏は「国会に来ないという少数派を排除するために、議決する必要はない。立法してからクビにしろよ。議員が出席するかどうかも、駆け引きのひとつ」と主張。「斉藤君が同じことをやって、同じような処分をしないと『恣意的でしょ?』と指摘できる」と、除名の妥当性を検証するためだと強調した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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