れいわ、休職発表の水道橋博士議員へのSNS中傷をけん制 悪質書き込みに対応

 れいわ新選組の山本太郎代表(47)が1日、国会内で会見し、7月の参院選全国比例で当選した漫才コンビ・浅草キッドの水道橋博士参院議員(60)から休職の申し出があったことを明らかにした。

 21日に電話連絡を受けたといい「深刻なうつ状態である旨の連絡を受けた」と経緯を説明した。博士氏は医師や山本氏に議員辞職の意向も示したが、山本氏は「医師から『今の状況でそういった判断をするのは良くない』との助言を受けて、休職する運びになった」と経緯を説明した。

 山本氏は、博士氏の休職決断に理解を示した上で「国会議員がうつ病で休職することに対して批判の声も出てくるかもしれませんが、非常に意義がある決断だったと思っている」と強調。仕事が原因で心を病んだ多くの人の存在を挙げ「人々の代表である国会議員が率先して、正直に病気について開示し休むという選択をするということは、いま苦しい思いをされている方々に希望を与えるものじゃないか」とした。

 博士氏を守るとした山本氏は「この件に関して、心ない報道であったりとか、SNSでの誹謗(ひぼう)中傷が発生するということは容易に想像がつく。人の命を奪う可能性のある攻撃になる」とけん制した。

 その上で「SNSの書き込みに対しても、目に余る状況に至ることがないか常時チェックしたいと思っている。行きすぎた書き込みに関しては、専門家に依頼して情報開示を求める」と、毅然(きぜん)とした対応を取るとした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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