酒井法子「人間としての生き方」語る “モンスター級”評価には「人生悪あがきしてナンボ」 

 歌手、女優の酒井法子が20日、都内で取材会を行い、今後の芸能活動の基本指針を改めて語った。

 酒井は今月1日、所属事務所から独立し、個人事務所「株式会社スマイル」を設立。YouTubeチャンネル「酒井法子 1億のスマイル」も立ち上げた。独立から20日を経過した現在の思いを「激動の3週間を振り返ってみますと、皆さまへの感謝しかないです」としみじみ語った。

 今後の活動については「2つの大きな軸があって、1つめは『エンターテインメントの持つ力を信じている』ということ、2つめには、『コロナ禍だからこそ、みんなが疎遠になっちゃったり、離ればなれになったりせずに、今だからこそ協力し合いたい』ということです」と説明。展開しているYouTubeチャンネルを例に出し、「再生回数もすごい伸びて、ビックリしています」と笑みを浮かべつつ、「私はオールドメディアに育ててもらって、歌やお芝居といった作品に関わっていくことがとても好き。今は何かと便利、快適、お手軽になってますけど、作品を作る意欲や熱は、お手軽や気軽ではできない」と、これまでの経験を生かした作品作りに強いこだわりを示した。

 YouTubeチャンネルでは、20日までに3本の動画を公開。14日にアップした3本目の動画では、デザイナーのコシノジュンコ氏と対談した。「ジュンコ先生がおっしゃっていた言葉で、『今が大切、過去はゴミだ』『いいことも悪いことも同じだと思うけど、そこに縛られて、そこに自分が戻ろう戻ろうとするんじゃなくて、今が一番大事なのよ』っていうのを聞いて、世界のコシノジュンコ先生の生き様を聞かせていただいて、間近で感じることができて、歴史の証人になったような気持ちになりました」と深い感銘を表した。

 アジア地域でも絶大な人気を誇る酒井だけに、昨年コロナ禍で中止となった中国公演について「是非ともかなうことであれば、皆さんの健康が第一ですけど、会いに行きたいし、生で皆さんに姿を見てもらいたいなと思うので、行きたいです」と意欲十分。当地では“モンスター級の美魔女”との評価を受けていることに「人を化け物みたい言うの、やめて下さい」と笑いつつ、「うれしいですね。人生、悪あがきしてナンボだと思っているんで」とジョーク混じりに語った。

 この日は黒の透け感のあるドレス姿で、ディナーショーなどで披露する自作のキャラクター「マダムノリーコ」として登場。1995年発売のヒット曲「碧いうさぎ」など3曲を生歌唱した。現在「碧いうさぎ」の2021年バージョンも作成中で、「今の私だから歌える曲。人生いろいろありましたけど、『マンモス盛り上げる!』という感じ。同年代の女性にも歌っていただきたいし、若い女子たちにも、新たに生まれ変わった『蒼いうさぎ』を歌ってほしいですね」と話した。

 また、タレントではなく、1人の人間としての今後の生き方について問われると、「今、まさにやりたいことをやっていて、何かを表現させていただくということがやっぱり好きなんだなと思います。皆さんにいただいた恩は、決して返せるようなものではない莫大なものですが、その中で何かできることがあれば」と、表現者としての人生を貫くことを宣言した。

(よろず~ニュース・福島 大輔)

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