「今日は歩けるか、ここに座れるかどうかと」日枝久さんが「世界文化賞」発表会見出席で喜び フジサンケイグループ元代表
昨年3月にフジテレビの取締役相談役を退任した日枝久氏が8日、日本プレスセンターで行われた「第37回高松宮殿下記念世界文化賞」の発表会見に出席した。日本美術協会会長としてのもので、杖をつきながら歩いて登壇した。
日枝氏はフジテレビを中心とするフジサンケイグループで大きな影響力を持っていたが、様々な問題を受けてフジテレビやフジ・メディア・ホールディングスの取締役相談役、フジサンケイグループ代表から退いていた。
この日は各部門の受賞者を読み上げ、「今年も素晴らしい芸術家の皆様が選ばれております」と添えた。
久しぶりの公の場となったことを報道陣から質問されると「あなた以上に私はうれしいですね。今日は歩けるかな、ここに座れるかどうかと(思っていた)。いろいろ知ったお顔にもお会いして、ここに座って発表できること自体が、私は喜びだと思います」など思いを語った。
さらに「戦乱と混乱の中にある世界が、文化芸術で人と人、国と国とを結びつけられる仕事を我々ができるということは本当に幸せだと思います。だからフジテレビの皆さんもその一助を担っているということを考えていただきたいと思います」とフジテレビへのメッセージも口にした。
◇各部門の受賞者は以下の通り(敬称略)。
(絵画部門)ジェニー・ホルツァー(彫刻部門)アンディ・ゴールズワージー(建築部門)ダニエル・リベスキンド(音楽部門)ヘルベルト・ブロムシュテット
(演劇・映像部門)ケイト・ブランシェット
また、ラ・スルス・ガルースト協会が若手芸術家奨励制度の対象に選ばれた。
