桑田真澄氏 オイシックスCBO就任会見 巨人退団から新天地 指導スタイル「サイエンスからすると練習、練習、練習はうまくならない」栄養、休養とのバランス重要と語る

 元巨人のエースで、2軍監督などを歴任したのちに巨人を退団した桑田真澄氏が、2軍公式戦に参加するオイシックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)就任会見に出席した。

 桑田氏は「また新たな挑戦をしたいなと思いまして、契約に至りました。微力ですが全力を尽くしたいと思っております」と挨拶した。もともとは巨人を退団し「来年は充電期間といいますか、ゆっくりしようと思っておりました」と考えていたという。ワインやお米をつくったり、米メジャーを視察したりといった計画を練っていたところ、オイシックス側からの熱心な勧誘に「新たな挑戦をしてみよう」と心を動かされたと説明した。

 CBOとしての具体的な役割は首脳陣、選手、スタッフを含めたチームを統括的に俯瞰(ふかん)し、球団の基盤強化や発展、チーム編成の強化を担うと説明された。

 オイシックスはNPBのファームリーグに参入して2年。いまのところはチームの成績と人材を輩出することを目的としている。桑田氏は「選手の強化を短期・中期でやってですね、長期的には勝てるチームに育てていきたいなと思っています」とした。

 桑田氏は指導スタイルについての質問に「現役時代から変わらず一貫していますので」と切り出し「サイエンス、バランス、リスペクト」「『こうやれ』という指導はしません」と明言した。その上で「練習したらうまくなるっていう野球界の…なんなんですかね。お守りかなにか知らないですけど(考え方が)あるんですよ」「サイエンスからすると、練習、練習、練習はうまくならないんですよ。練習して栄養をとって睡眠・休養ですよね。寝ている時に筋肉が再生し、強くなり、練習した技術は脳や神経が覚えていくというのが、もうわかっている時代なので」と考えを述べた。

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