井上尚弥 1カ月延期のスケジュールは「参考になった」今後のビッグマッチも見据えプラス思考 1・24金芸俊戦
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=と、挑戦者のWBO同級11位・金芸俊(キム・イェジュン、32)=韓国=が22日、公式会見に臨んだ。
今回、本来は12月に行う予定の試合が、もともとの対戦相手サム・グッドマンの負傷により1カ月延期となった。さらに、グッドマンの再度の負傷で対戦相手が金に変更されたが、こうした経緯を尚弥は前向きにとらえていた。
「練習のスケジュールもすべて狂いました」とした上で得た気づきとして、「この長期をかけて体を仕上げるということは自分にとってすごくプラスだったなというところがひとつ、メリットとしてありました。またこの先、ビッグマッチを控えるにあたり、この調整をいれていくことがベストかなというのは、今回この調整をすることによって一つわかったことがあった」と語った。
最適な調整方法や調整期間を見つけることに頭を切り替えていたようで、「この1カ月延期というのはすごく参考になったスケジュールであったと思います」と結論づけていた。また、試合当日へ向けては「自分のボクシング、この25年のキャリアというものの引き出しを信じて、当日試合をしていきたいと思っています」と語った。