「火垂るの墓」など数々の名作残し…高畑勲さんお別れの会で宮崎駿監督も涙
「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」など数々の名作を残したアニメーション映画監督の高畑勲さんが死去しました。お別れの会では盟友・宮崎駿監督ら、多くの人悲しみに暮れました。
公開日:2018.5.15
高畑さんが最後に外出したのは3月13日、この日の会場・ジブリ美術館で行われた落語家・柳家小三治(78)の落語会だった。
高畑勲監督 最後の外出は落語会 「辛そうだった」小三治振り返る
お別れの会に出席した小三治は「辛そうだった。客席にはおいでになったけど、体を起こせなかったんでしょう。客席の上の方で体を横にして…。そんな思いまでして来てくれたのかと」と寂しそうに話した。
高畑勲監督 最後の外出は落語会 「辛そうだった」小三治振り返る
小三治は高畑さん監督の「ホーホケキョとなりの山田くん」(99年)で、俳句を朗読したが「(高畑さんは)思ったよりしつこいなと思ったりした」と振り返った。
高畑勲監督 最後の外出は落語会 「辛そうだった」小三治振り返る
高畑さんの監督作品「平成狸合戦ぽんぽこ」(94年)で主人公の声を務めたタレント・野々村真(53)は「改めて、こんなすごい監督の作品に出させてもらったんだなと感じた」と話した。
野々村真 高畑勲監督に感謝「人生で最高の宝物になった」
「僕に対しては朗らかだった」と印象を明かし、「動いてるタヌキの映像に声で命を吹き込む仕事。なかなかはまらなかったけど、厳しい言葉はかけられなかった」とした。
野々村真 高畑勲監督に感謝「人生で最高の宝物になった」
「ジブリ映画に出てると言うと尊敬してもらえる。高畑監督には本当に感謝してます。(作品は)自分の人生で最高の宝物になったと思う」
野々村真 高畑勲監督に感謝「人生で最高の宝物になった」
天国へと旅立った高畑勲さん。残してくれた数々の名作の輝きはいつまでも。